DAY1
この旅の前半はこちらで
CONTENTS
宿に到着
今回の拠点は小浜温泉があるエリア。島原半島の西側、橘湾に面した温泉地 に位置し、ペシコがある島原市から車でおよそ40分 です。
ここは、日本一の源泉温度を誇る温泉地として知られ、豊富な湯量と湯けむりが立ちのぼる風情ある街並みが特徴。海沿いに温泉施設や蒸し釜が点在し、小浜ならではの「地獄蒸し」や新鮮な海の幸を楽しめるグルメスポットも充実しています。
温泉街には足湯や展望スポットもあり、ゆったりと温泉の恵みを満喫しながら、のんびりとした時間を過ごせるエリアです。
また近年、島原半島の恵まれた風土を生かしたレストランが次々と誕生し、地産地消をテーマにしたガストロノミーが広がりつつあります。
ミシュランや食べログアワードに選ばれるレストランも登場するなど、美食の目的地としても話題になっています。
湯宿 蒸気家
小浜に到着したら、まずは今回の宿にチェックイン。
湯宿 蒸気家の詳細はこちら
予約していたレストランへ
Locanda del Campo
湯宿 蒸気家からLocanda del Campoまでは、提携している温泉タクシーでの移動が便利です。距離は約10キロメートルで、所要時間はおよそ20分です。道中、橘湾の美しい海岸線や雲仙岳の雄大な山並みを眺めることができ、長崎県ならではの風光明媚な景色を楽しめます。
Locanda del Campoの詳細はこちら
ロカンダ デル カンポで美味しいディナーを堪能した後は、温泉タクシーで宿まで戻ります。 温泉街の夜は静かで落ち着いた雰囲気が広がり、食後の余韻を楽しみながら、ゆっくりとリラックスできる時間が流れます。
宿に戻ったら、温泉でしっかり温まり、旅の疲れを癒すのもおすすめ。 湯上がりには、部屋でくつろぎながら小浜の名産品をつまんだり、買っておいたワインを楽しむのも◎。
コンビニは少し遠いので、必要なものは事前に購入しておくのがおすすめ。 飲み物や軽食、ちょっとしたおつまみなどを準備しておくと、夜の時間をより快適に過ごせます。
※飲みすぎた状態での入浴は危険なので注意しましょう。 体への負担が大きくなるため、適度に休憩をとりながら、無理せず楽しむことが大切です。
DAY2
朝食の食材を調達
田中鮮魚店
朝食の食材は、宿から徒歩約5分の田中鮮魚店で調達しました。この鮮魚店は、小浜温泉のメインストリート沿いに位置し、地元で獲れた新鮮な魚介類が豊富に揃っています。
ロカンダ デル カンポやBEARD など、地元の人気レストランもここで食材を仕入れている信頼の鮮魚店です。
購入した魚は、その場で内臓や鱗の処理をしてくれるので、宿に戻ってからの調理がとても楽でした。
地獄蒸し調理
この日のおすすめを聞くと、色鮮やかなイトヨリダイ とのことだったので、そちらを選択。さらに、島原半島で「ガネ」と呼ばれるワタリガニ も並んでいたので、一緒に購入しました。
小浜の名産である「エタリの塩辛」は以前、BEARDでの食事の際に教えてもらい訪れる度に購入しているお気に入りの逸品です。
地獄蒸しを使ってシンプルに調理
イトヨリダイは蒸し器に入れて約15分、ワタリガニ(ガネ)は約20分 で蒸し上がります。宿のキッチンには、地獄蒸しの調理時間の目安が書かれた説明が貼ってあるので、初めてでも安心して調理可能。
温泉の蒸気でじっくり火が通った魚は、ふっくらと仕上がり、旨味が凝縮。カニも殻を割ると、甘みのあるジューシーな身がたっぷり!
シンプルながらも、温泉の蒸気でじっくり火が通った魚介は素材本来の旨味が際立ち、小浜ならではの温泉蒸しの美味しさを存分に味わえる朝ごはんになりました。
小浜温泉銘菓 湯せんぺい
田中鮮魚店に向かう途中、地元のおばあさんに声を掛けられ、思いがけず「湯せんぺい」をいただくアクシデント(?)。温泉街ならではの温かい交流に、ほっこりした気持ちに。
「湯せんぺい」 は、小浜温泉の名物で、温泉水を使って作られる、パリッと軽い食感と素朴な甘さが特徴の伝統菓子。シンプルな材料で作られており、ほんのり塩味が効いているのがクセになる美味しさ。
湯煎餅本舗 進藤せんぺい店
なかでも、「湯煎餅本舗 進藤せんぺい店」 は、創業100年以上の老舗で、昔ながらの製法で焼き上げる湯せんぺい を販売しています。
お土産としても定番の一品。思いがけない出会いで、小浜温泉の温かさを改めて感じたひとときでした。
Locanda del Campo を目的地とした 小浜・千々石の旅
この旅は、ただの観光ではなく、心と体を整える「癒しの旅」だった。
小浜温泉は、温泉だけでなく、地元の食材を活かした美食が楽しめる旅の目的地。新鮮な魚介や名物料理を味わいながら、温泉の恵みも満喫できる贅沢な時間が待っています。
日常の喧騒を離れ、五感を満たすひとときを過ごす、そんな贅沢を味わいたい人におすすめの旅。
次は、また違う季節に訪れ、その時の島原半島の表情を楽しみたい。