Gastronomy Journey|Day 4
モクシーで迎えるパリ最終日の朝
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朝食はホテル「Moxy Paris」でブッフェスタイル。種類豊富なパンやハム、フルーツに加え、チーズや卵料理も揃っていて、想像以上に充実。アメリカンな雰囲気とポップな内装が、出発前の気分を明るくしてくれる。
朝食を終えたらチェックアウトを済ませて、Uberでシャルル・ド・ゴール空港へ。
早朝にもかかわらず、市内から空港までは微妙な渋滞。
時間に余裕を持っての移動がおすすめです。
【大きな荷物は空港で預けて身軽に移動】
今回、次の目的地・バルセロナまではLCCのVueling航空を利用。受託手荷物のルールが厳しいのと、宿泊先までの移動があるため、大きな荷物(ウェディングドレスとタキシード)を空港の「Bagages du Monde」で一時預かり。
営業時間は朝7時から夜21時まで。料金は荷物のサイズと預ける時間によって異なり、1日あたり10〜30ユーロ程度。今回は「チェックイン・ドレス類(Baggage spécial)」で、24時間以内のD料金で対応してもらいました。預けることで、この後の移動が一気に快適に。
【Terminal 3からVuelingでバルセロナへ】
シャルル・ド・ゴール空港のターミナル3へ移動。LCC専用だけあって、シンプルな作り。掲示板を確認しながら、搭乗ゲートへ。バルセロナ行きVY8249便は定刻通り、ボーディング開始。
外はどんよりした曇り空でしたが、気分はすでに次の街へ。Airbus A321に乗り込み、いざスペイン・バルセロナへ向かいます!
バルセロナ到着:美食の街へ
シャルル・ド・ゴール空港を飛び立ち、約1時間半のフライトでバルセロナに到着。着陸直前、機内から見えた地中海沿岸の街並みと緑豊かな山々の景色にテンションが上がる。
ターミナル内に入ると、すぐに目に入ってきたのはスペイン名物・ハモン(生ハム)専門店「ENRIQUE TOMAS」。キラキラと輝くショーケースにはイベリコ豚の生ハムがずらりと並び、まさに“食の街”に来たことを実感する。
その後は空港直結のシャトルバス「Aerobús」に乗って、市内のホテルへと移動。バス乗り場は空港ターミナルの外にあり、案内表示もしっかりしているので初めての方でも迷わず乗車できる。車窓から街の様子を眺めながら、いよいよスペイン編がスタート。
バルセロナでの滞在先:AC Hotel Barcelona Forum(ジュニアスイートにアップグレード)
バスを降りて向かったのは、今回のバルセロナ滞在先「AC Hotel Barcelona Forum(AC ホテル フォーラム)」。
マリオット系列のモダンなホテルで、フォーラム地区の中心に位置し、周囲にはショッピングモールや海も近く、アクセスも抜群。
チェックイン時には嬉しいサプライズが。なんとジュニアスイートにアップグレード。
広々とした部屋にはリビングスペースがあり、窓の向こうには地中海を望む開放的な眺望。
機能性とデザイン性を兼ね備えたインテリアは、さすがマリオットクオリティ。
旅の疲れを癒しながらも、テンションが上がる滞在初日。バルセロナでの時間が、ここから心地よくスタート。
▶AC Hotel Barcelona Forum(AC ホテル フォーラム)の詳細はこちら
荷物を置いてすぐに観光へ
ホテルにチェックインし、ジュニアスイートの部屋で少し一息。
荷物を整理したら、すぐに観光へ出発。
まず向かったのは、バルセロナといえば誰もが思い浮かべるランドマーク、サグラダ・ファミリア。
ホテルの近くのトラム停留所からそのまま乗車。地元の人に混ざって、揺られながら街の風景を眺める時間もまた旅の楽しみ。
車窓から少しずつ近づいてくるサグラダ・ファミリアの姿に、テンションも徐々に上がる。
ガウディの未完の大作に、いよいよ対面です。
Sagrada Familia 観光前に腹ごしらえ
サグラダ・ファミリアへ向かう前に立ち寄ったのは、目の前にあるカジュアルなバル。
アジア系のご夫婦が営むこのお店は、リーズナブルながらも味はしっかり。
コロッケやスペイン風オムレツ(トルティージャ)、生ハムやパン・コン・トマテなど、王道のタパスを少しずつ。
軽めに、でも満足度はしっかり。
観光前にさくっと立ち寄れるちょうど良い一軒でした。
いよいよサグラダ・ファミリアへ
ついに今回の旅のハイライトのひとつ、サグラダ・ファミリアへ。
事前にチケットを購入していたため、スムーズに入場。
入口では空港のような荷物検査を通過して、いよいよ中へ。
外観の圧倒的な存在感もさることながら、中に入った瞬間の光と構造美にはただただ息を呑むばかり。
天井高く伸びる柱と、ステンドグラスから差し込む柔らかな光のグラデーションは、まさに異世界のような空間。
建築というより“祈りのかたち”をそのまま具現化したかのような荘厳さ。
長年見たかった風景が、ついに目の前に現れた瞬間でした。
サグラダ・ファミリア内部で感じた、ガウディの世界
中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは巨大な「枝」のように天井へと伸びる柱。
まるで森林の中に迷い込んだような空間に、息を呑む。
光を計算し尽くして設計されたステンドグラスが、時間帯によって異なる色彩を放ち、
聖堂全体を神秘的に染め上げる。午前は青〜緑、午後はオレンジ〜赤と、ガウディが意図した「一日の移ろい」が視覚で体感できる構成。
構造も装飾も、すべてが計算され尽くしながらも有機的で、どこか漫画やファンタジーの世界に迷い込んだよう。
でもこれは現実。ガウディの自然観・神への信仰・芸術性・数学的理論が融合した「思想そのものの建築」だった。
ずっと見てみたかった空間が、目の前に広がっているという感動。
建築でこれほどまでに心を揺さぶられることがあるのか、と静かに圧倒されました。
- ADDRESS
カタルーニャ州バルセロナ、マヨルカ通り401番地 08013
- OPEN
11月~2月
月~土:9:00–18:00、日曜:10:30–18:00
3月・10月
月~金:9:00–19:00、土:9:00–18:00、日曜:10:30–19:00
4月~9月
月~金:9:00–20:00、土:9:00–18:00、日曜:10:30–20:00
祝祭日特別営業時間(12/25・12/26・1/1・1/6):9:00–14:00営業時間は特別イベント等により変更されることがあります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
- CONTACT
メール:informacio@sagradafamilia.org
電話:+34 932 080 414(受付時間:営業時間に準ずる)
バルセロナ初日の夜は「Tapas 24」で
現地で修行中の若き料理人と再会ディナー
ディナーの時間には、バルセロナ市内にある人気のタパスバル「Tapas 24」へ。
この日は、現地で修行中の日本人の若き料理人と合流。
スペインの食文化を体で学びながら挑戦を続けている姿に、こちらも刺激を受けます。
「Tapas 24」はカジュアルな雰囲気の中で、伝統的なスペインの味をモダンに楽しめるバル。
バルセロナを代表するシェフ、カルレス・アバヤン氏が手がける一軒として知られ、観光客はもちろん、地元の人たちにも支持されているお店です。
入口のポップなイラスト看板が目印で、どこか遊び心を感じさせる雰囲気も魅力。
料理の内容はこの後、写真とともに詳しく紹介していきます。
スペイン語ペラペラの料理人が注文してくれたメニュー
このあとの2軒目に備えて、この夜は控えめなセレクション。
料理人の彼がスペイン語でスムーズに注文してくれたおかげで、地元っぽさ満点のチョイスに。
注文したのは、
・スペイン風ポテトサラダにオリーブとグリッシーニを添えたもの
・半熟目玉焼きがとろける「ウエボス・エストレジャードス」
・定番のイベリコ豚の生ハム
・そして、名物の「Bikini(ビキニ)」サンドイッチ。
観光客で賑わいながらも、バルセロナの日常に溶け込んだようなこの空気感。
スペイン語を流暢に操る彼といると、自分も少しだけ地元に馴染んだ気分になれるから不思議です。
2軒目は、隠れ家的レストラン「almarge」へ
メトロで移動して、ローカル感たっぷりの夜道を抜けた先に
タパスを楽しんだ後は、現地でおすすめされたレストラン「almarge(アルマルジェ)」へ。
お洒落な路地裏にひっそりと佇むこのお店、通り過ぎてしまいそうなほど小さな外観なのに、中はスタイリッシュで温かな雰囲気。
スペインの郷土料理をモダンに昇華させたようなアプローチで、どの皿も食材の良さが引き立っていて印象的。
地元の人たちがしっかり通っているような空気も、信頼感あり。
ひと皿ずつ丁寧に味わいながら、スペインの食文化の奥深さを改めて感じるひとときに。
▶almarge(アルマルジェ)の詳細はこちら
素敵な出会いと、忘れられない夜
料理人の彼の案内で訪れた2軒目「almarge」では、店主ご夫妻の温かなもてなしと、美しく丁寧に仕上げられた料理の数々に心がほどけていくような時間を過ごしました。
料理はもちろん、ワインの提案までスマート。おふたりの穏やかな人柄が空間全体に広がっていて、居心地の良さが格別でした。
街角で見上げた星空の下、「料理を通して人と繋がる」ってこういうことだな、と感じさせてくれる、バルセロナでの一夜。
言葉では伝えきれないけれど、間違いなく旅のハイライトのひとつになった時間でした。
Gastronomy Journey|Day 5
バルセロナ2日目|カサ・ミラから始まる朝
本当はホテルで朝食をゆっくり楽しむ予定だったけれど、カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)の予約時間が迫っていて泣く泣くスキップ。
現地でのチケットは時間指定制で、数分でも遅れると入場できない場合があるとのこと。
ギリギリの到着になったけど、なんとか間に合ってひと安心。
朝食抜きでも、ガウディ建築に触れるわくわく感で気持ちは満たされていました。
ガウディ建築の世界へ|カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)
無事に時間通り入場できたカサ・ミラは、想像以上に見どころ満載。
波打つような外観や、屋上に並ぶ彫刻のような煙突群はどこを切り取っても芸術的。
特に屋上からの眺めは素晴らしく、サグラダ・ファミリアも遠くに望める贅沢なロケーション。
屋根裏には模型や設計資料が展示されていて、ガウディの構造へのこだわりが伝わってくる。
かつての住居スペースも保存されており、家具や調度品から当時の暮らしの様子が垣間見えるのも興味深かったポイント。
建物全体に“直線を排した”独特の有機的デザインが広がり、
「住まう芸術作品」としての魅力を改めて体感できるスポットでした。
カサ・ミラ併設のカフェでようやく朝食
カサ・ミラ見学を終えて、そのまま館内に併設されたカフェへ。
見上げれば、ガウディ建築の曲線美を彷彿とさせる波打つ天井。
ゆったりした空間に差し込む光と、静かなざわめきが心地よい。
この日は朝食を食べ損ねていたので、やっと落ち着いてひと息。
頼んだのは、トーストサンドとラテ。
しっとりと焼き上げられたパンに、サーモンや野菜がたっぷり挟まれていて、
目にも美味しいひと皿。
カップに描かれた美しいラテアートを眺めながら、
バルセロナの一日がようやく始まった気がしました。
Disfrutarでの奇跡的な体験
朝のカサ・ミラ見学を終えて、ゆっくりと街を歩きながら、今回の旅で一番のメインイベント「Disfrutar」へ。
世界ベストレストラン50で2024年1位を獲得し、まさに“世界一のレストラン”として称されるこのお店。なかなか予約が取れないことで有名ですが、今回奇跡的に席を確保できたこともあり、期待と緊張が入り混じる気持ちで扉をくぐります。
色鮮やかなチェック柄のファサードが印象的で、入り口からすでに遊び心が詰まっているのが伝わってくる。店内へ足を踏み入れると、モダンでミニマルな空間のなかに、どこか温かさとユーモアが感じられる設え。
▶Disfrutar(ディスフルタール)の詳細はこちら
世界一の余韻に包まれて ─ ホテルで小休止
4時間にもおよぶ「Disfrutar」でのランチは、まさに食のアートとイマジネーションに浸る感動体験。味覚だけでなく、視覚や嗅覚、驚きや遊び心までも刺激されるような、唯一無二の時間でした。
その余韻を抱いたままホテルへ戻り、しばしの休憩。
旅の疲れも相まって、気がつけば短い仮眠に。
心地よい眠りの中にも、さきほどの料理の数々がふわりと浮かぶような——そんな幸福なひとときでした。
ディナーはバルセロナの人気店「Gresca」で
仮眠で体力も回復し、夜は話題のレストラン「Gresca」へ。
カジュアルな雰囲気ながら、料理へのこだわりが随所に感じられる一軒で、地元客や美食家たちにも愛されている人気店です。
開放感あるキッチンと温かな灯りに包まれた店内。前菜からメインまで、どの皿も素材の持ち味を活かしつつ、驚きのある一皿に仕上げられていて、昼の「Disfrutar」とはまた違う、力の抜けた大人の美味しさを楽しめました。
1日を締めくくるにはぴったりの、肩肘張らない上質な時間。
▶Gresca(グレスカ)の詳細はこちら
食後のひとときは Gresca 近くのオーセンティックバーへ
ディナーの余韻に浸りながら向かったのは、Grescaからほど近い「Tandem Cocktail Bar」。
静かな通りに佇む、落ち着いた雰囲気の隠れ家バーです。
バーカウンターに並ぶボトルと赤いスツールが印象的な空間。
クラシックなネグローニから、フルーティーなカクテル、ミント香るモヒートまで、どれも丁寧に作られていて、会話のテンポにそっと寄り添ってくれるような一杯ばかり。
バルセロナの夜を大人っぽく楽しめる、素敵な締めくくりとなりました。
バルセロナ最後の夜
バルセロナの夜もこれで最後。
ホテルのジュニアスイートの窓からは、オレンジ色に灯る夜景がどこまでも広がっていて、
その景色を眺めながら、1日の出来事や旅の思い出をゆっくり振り返る静かな時間。
旅のはじまりから今日までの出会いや体験、
数々の感動的な料理、街の雰囲気、すれ違った人々——
どれもが忘れられない記憶として心に刻まれていく。
またいつかこの街に戻ってこられるように。
そんな願いを込めて、そっと夜が更けていきました。
Gastronomy Journey|Day 6
バルセロナ最終日|ホテルで朝食
最終日の朝は、ホテル「AC ホテル フォーラム」の朝食ブッフェからスタート。
窓から差し込む光とともに、開放的な空間でゆったりといただく朝のひととき。
生ハムやスモークサーモン、スペインオムレツにチーズ、
温かい豆の煮込みやとろとろの卵料理もあり、どれも美味。
少しずついろいろ試せるのが、旅の朝食ブッフェの楽しみでもある。
目の前にはバルセロナの街並みが広がっていて、
この数日で感じたこの街のエネルギーを、もう一度静かに受け止めるような時間。
チェックアウトまでの短い時間を、余韻とともに過ごす朝でした。
チェックアウト後、カタルーニャ広場へ
朝食を終え、荷物をまとめてチェックアウト。
ここからは、旅のラストスパートに向けて街をもうひと歩き。
ホテルからはバスで移動。向かった先は、
バルセロナの中心とも言える「カタルーニャ広場」。
ショッピングエリアや観光名所が集まるこの広場は、
平日の午前中でも地元の人や観光客でにぎわい、活気にあふれている。
大きな噴水やモニュメント、鳩が集まる様子もどこか象徴的で、
「また来よう」と心の中でそっとつぶやきたくなるような、旅の終着点でした。
ボケリア市場でお土産探しと軽い食べ歩き
ロッカーに荷物を預けて向かったのは、観光客にも地元の人にも人気の「ボケリア市場」。
活気あふれるアーケード内には、色とりどりのフルーツ、チーズ、オリーブ、スパイス…。
どこを見ても食のワンダーランド。
今回は、オリーブオイルやスモークパプリカなど、スペインらしい食材をお土産に購入。
目移りしながら選ぶのもまた楽しい時間でした。
ランチの予約が入っていたので控えめに、生ハムを挟んだバゲットサンドをひとつだけ。
生ハム専門店で注文した切りたてのイベリコは、香りも塩気も絶妙で、
「やっぱり本場の味は違うな…」と唸るほど。
ちょっと我慢が必要だったけど、満足感はしっかり。
「Bubo」で心までとろけるチョコレート体験
エレガントなスイーツが並ぶ「Bubo」の店内を見ていると、
フレンドリーなスタッフのおじさんが「試してみて」とチョコレートを一粒手渡してくれました。
ふわっと広がるカカオの香りと、口の中で溶けていく極上のくちどけに感動。
「日本から来たんです」と伝えると、笑顔で「I love Japan!」と返してくれて、心も温まりました。
あまりの美味しさに、自宅用とお土産用にチョコレートをいくつか購入。
カラフルでスタイリッシュなパッケージは、旅の思い出を彩るのにぴったりです。
ランチは話題のレストラン「ULTRAMARINOS MARIN」へ
再びUberで移動。
旅の最後を締めくくるランチは、SNSやグルメサイトでも話題のレストラン「ULTRAMARINOS MARIN」へ。
古き良きスペインのバルのような外観に、洗練された空気が流れる店内。
入口にはテラス席もあり、現地の人たちが昼からワインと料理を楽しんでいて、
その雰囲気にすっかり惹き込まれました。
▶ULTRAMARINOS MARIN(ウルトラマリノスマリン)の詳細はこちら
旅の終わり、空港へ
ランチを終えて、再びカタルーニャ広場へ。
行きに利用したロッカーサービスで預けていた荷物をピックアップし、
空港行きのシャトルバスに乗車。
この広場の雰囲気もすっかり馴染みの景色に感じられるようになっていて、
名残惜しさを感じながら、バルセロナでの濃密な時間を思い返す。
空港までは約35分。
次はどんな景色が待っているのだろう。そんな期待を胸に、バルセロナを後にしました。
シャルル・ド・ゴール空港へ
バルセロナを後にし、再び空へ。
窓の外には、沈みゆく夕日がオレンジ色のラインを描き、
静かで美しい時間が流れていました。
目的地はパリ・シャルル・ド・ゴール空港。
次の街へ向かう機内からの眺めは、まるで旅の余韻を包み込むような穏やかさ。
バルセロナでの時間が濃かった分、
飛行機の中でふと訪れる静けさに、旅の終わりを実感する瞬間でした。
パリ・シャルル・ド・ゴールでの一泊
バルセロナからのフライトで夜にシャルル・ド・ゴール空港へ到着。
荷物をピックアップしたら、そのまま空港近くのホテルへ。
宿泊先は「Residence Inn Paris Charles de Gaulle Central Airport」。
パリ市内には出ず、翌朝の台湾行きフライトに備えて、空港直結のエリアで静かに滞在するつもりだった。
でも、どうしても忘れられなかった“ひとつやり残していたこと”を思い出してしまった。
— エッフェル塔のシャンパンフラッシュ。
せっかくの初めてのパリ、これを見ずに帰るわけにはいかない。
意を決して、空港から市内行きのバスに飛び乗り、夜のパリへ逆戻り。
車窓から見えてきたエッフェル塔は、何度見てもため息が出るほど美しい。
そして、ちょうど夜の時報とともに、塔全体がまばゆく煌めく――
シャンパンフラッシュ。
静かな興奮と、ようやくたどり着いた達成感。
旅の締めくくりにふさわしい、特別な瞬間でした。
▶DAY7–9の旅の記録はこちら
パリから台北へ──移動日を挟みながら、最終章となる台北編へ。
空港グルメ、ローカル朝ごはん、モダンガストロノミーから夜市の食べ歩きまで。
旅の終わりにふさわしい、濃密な3日間をどうぞ。