BISHOKU QUEST

旅先で出会った、心に残るひと皿を

『BISHOKU QUEST』は、日本各地の美食を求めて旅をするグルメブログです。
シェフのこだわりや地元食材の魅力、料理の背景にある物語を、写真と共に丁寧に綴ります。

ホテルの紹介

 

バルセロナの中心部から少し離れたディアゴナル・マール地区。美しい地中海を望むウォーターフロントに位置する「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」は、モダンなバルセロナを象徴するような洗練されたシティホテルです。

高層階からは海と市街地を一望でき、特に夕暮れ時には、遠くサグラダ・ファミリアのシルエットが夕日に染まる幻想的な光景が広がります。市内中心地の喧騒を離れつつも、地下鉄やトラムを使えば観光スポットへのアクセスもスムーズ。コンベンションセンターに隣接しているため、ビジネス利用にも適したロケーションです。

館内はスタイリッシュでクリーンなデザイン。特に印象的なのが、地中海を望む屋上プールとバー。晴れた日にはカクテルを片手に、リゾート気分を満喫できます。また、朝食ビュッフェではスペインらしいハモン・イベリコやチュロスも並び、旅の始まりにぴったりのエネルギーをチャージ。

客室はシンプルながらも機能性が高く、マリオットならではの快適なベッドとアメニティが揃い、観光で歩き疲れた身体をしっかりと休めることができます。

ビーチ、ショッピングモール(ディアゴナル・マール)、美術館やコンテンポラリーアートが集まるフォーラム地区など、周辺にも見どころが多く、都会的で開放感あふれる滞在が叶う一軒です。

 

外観・エントランス

バルセロナの海辺にそびえ立つ、シャープで近未来的な高層ビル。
「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」は、そのモダン建築のファサードが印象的で、遠くからでもひときわ目を引く存在です。
全面ガラス張りのスタイリッシュな外観は、地中海の陽光を反射して美しく輝き、周囲の開放的な空気感と見事に調和しています。

エントランスは、広々としたガラス張りの自動ドアから。中へ足を踏み入れると、そこは一転して落ち着いたトーンの洗練空間。
グレーやダークウッドを基調としたロビーは、ミニマルながらも高級感のあるインテリアで統一され、マリオットらしい上質なホスピタリティが漂います。

フロントカウンターは複数台設置されており、チェックインもスムーズ。
スタッフの対応も丁寧かつ的確で、英語も問題なく通じるため、海外からの旅行者でも安心して滞在をスタートできます。

ロビー周辺にはゆったりとしたソファやアートピースが点在し、チェックイン後のひと息や待ち合わせにぴったりの空間。
都会的でありながらも、静かに旅のスイッチを入れてくれるような、そんな洗練されたファーストインプレッションを与えてくれます。

 

ゲストルーム

今回の滞在では、嬉しいアップグレードで「ジュニアスイート キング」へ。
高層階のお部屋からはバルセロナ市街を一望でき、遠くにはあの「サグラダ・ファミリア」の姿も。
日中は青空の下に広がる街並み、夜には建物の灯りがきらめく美しい夜景が広がり、まるで空中に浮かぶ展望台のような特別なひとときが味わえます。

お部屋は広めのワンルームスタイルで、リビングスペースとベッドスペースが緩やかに分かれた設計
キングサイズのベッドはマリオットならではの上質な寝心地で、旅の疲れもすっきりリセット。

インテリアはグレーとダークウッドを基調にした落ち着いた雰囲気。
スタイリッシュでありながらも、どこか温かみがあり、滞在の時間そのものが心地よく感じられる設えです。

収納スペースもたっぷりあり、大きなスーツケースもストレスなく展開可能。
バスルームはシャワーとバスタブが分かれており、旅先でも湯船に浸かってゆっくりとリラックスできるのが嬉しいポイントです。

ただし、全体的に築年数の古さを感じさせる部分もあり、特に電気系統の使い勝手にはやや不便さも
照明や電源が一括管理されているため、夜中に一部だけ灯す、といった操作が難しく、少々ストレスを感じる場面もありました。

とはいえ、広さや眺望の魅力は大きく、街を一望しながら過ごす時間は特別感たっぷり。
雨に包まれるバルセロナの街を、まるで映画のワンシーンのように感じられるスイートルームです。

サグラダ・ファミリアを望む唯一無二の眺望と、機能的で洗練された空間。
まさに、シティホテルでありながら“非日常”を感じられる一室でした。

 

その他のサービス・施設

今回はあいにく利用機会がなかったものの、
「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」には、ラグジュアリーホテルらしい充実した施設が揃っています。

特に気になったのは、上層階にあるクラブラウンジ
朝食や軽食、夕方のカクテルタイムなどが提供されており、バルセロナの景色を眺めながら、落ち着いた空間で過ごせる特別な場所。
ビジネス利用のゲストやマリオットの上級会員向けに開放されているようで、滞在にさらに余裕と上質さを加えてくれる存在です。

また、ホテルの屋上には地中海を見渡すインフィニティスタイルのプールもあり、晴れた日には絶好のリラックススポットに。
ルーフトップバーも併設されており、夕暮れ時のアペロタイムは特に人気とのこと。
今回は雨天だったためその全貌は楽しめませんでしたが、次回こそは青空の下で海風を感じながら過ごしてみたいと思わせてくれる魅力がありました。

そのほかにも、館内には24時間営業のフィットネスジムマッサージサービス(要予約)会議室やビジネスセンターも完備されており、観光だけでなく長期滞在やワーケーションにも対応できる機能性を備えています。

利用できなかったからこそ気になる、ホテルのもう一つの顔。
次回の滞在では、ぜひ晴れたバルセロナの空の下で、これらの施設もフルに体験してみたいと思わされました。

朝食について

朝の楽しみのひとつ、ホテルでの朝食。
「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」では、開放感あふれるガラス張りのダイニングで、ゆったりとしたビュッフェスタイルの朝食が提供されます。

種類豊富なラインナップで、スペインらしいハモン・イベリコやチーズ、スモークサーモンに加え、オムレツやソーセージ、ベイクドビーンズといった王道のホットディッシュも。
ハモンは自分でトーストに挟んで即席のボカディージョ風に。
これがまた美味しくて、朝からスペイン気分が一気に加速します。

なかでも印象的だったのが、とろりと焼かれた目玉焼きが小さなココットで提供されていた点。
陶器の器に入った卵料理は、ビュッフェながらも丁寧さが感じられ、ホテルのこだわりが垣間見える一品です。

また、サラダはメイソンジャーに美しく詰められており、彩りや盛り付けも抜かりなし。
シリアルやヨーグルト、ペストリー類も並び、甘いもの派・しょっぱいもの派どちらも満足できる構成。

そして何より、大きな窓から見下ろす通りの眺めと自然光の差し込む明るい空間が、旅先の朝をより一層心地よく演出してくれます。
街の鼓動を感じながら、ゆっくりと朝の時間を楽しめる、満足度の高い朝食でした。

立地・周辺環境

「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」が位置するのは、バルセロナの北東部、ディアゴナル・マール地区。観光の中心地であるゴシック地区やランブラス通りからは少し離れているものの、そのぶん静かで落ち着いた環境が魅力です。

目の前には海岸線と大通りが広がり、港湾都市ならではの風通しのよさが感じられるロケーション。都市のエネルギーと開放感が共存するこのエリアは、旅の疲れをリセットしながらも、しっかり都市滞在を楽しみたい方にぴったり。

徒歩圏内には大型ショッピングモール「ディアゴナル・マール・センター」もあり、ショッピングやレストラン、スーパーなど必要なものがすぐに揃う便利さも。
また、近くのトラムや地下鉄(El Maresme-Fòrum 駅)を使えば、市内中心部まで15〜20分ほどでアクセス可能。サグラダ・ファミリアやカタルーニャ広場といった主要スポットへも、十分日帰り圏内です。

さらに、ホテルのすぐ横には**カタルーニャ国際会議場(CCIB)**もあり、ビジネス利用にも好立地。
観光と仕事、両方の目的に柔軟に応えてくれる、バルセロナらしい多面性のあるエリアです。

中心部とは違う静けさと、海辺特有の抜け感。
都市の利便性とリゾート的な空気感がちょうどよく交差する立地は、滞在をより快適にしてくれる大きな要素でした。

宿泊体験レビュー

バルセロナ中心部の喧騒から少し距離を置いた、ディアゴナル・マールという落ち着いたエリアにある「AC ホテル バルセロナ フォーラム ア マリオット」。
今回は運よくジュニアスイート キングにアップグレードされ、高層階からサグラダ・ファミリアを遠望する贅沢な景色とともに過ごすことができました。

天候はあいにくの雨でしたが、それが逆に夜景の美しさや静けさを際立たせる演出となり、印象的な滞在に。
インテリアはシンプルかつスタイリッシュで、ベッドの寝心地も申し分なし。
一方で、電気系統の操作が一括管理だったり、全体的に設備に古さが見える部分もあり、やや使いづらさを感じる場面も。

朝食はハモン・イベリコやトルティージャ、メイソンジャーに入ったサラダなど、スペインらしさとホテルの丁寧さが感じられる内容。
街を眺めながら、ゆっくり朝食を楽しむ時間は、滞在中のひとつのハイライトとなりました。

今回は利用できなかったものの、クラブラウンジや屋上プール、フィットネスなど、館内施設も充実しており、次回は晴れた空の下でその魅力をさらに体験してみたいと感じさせるポテンシャルのあるホテルです。

観光・ビジネスのどちらのニーズにも応えつつ、少し背伸びした気分で滞在できるシティホテル。
都会と海、効率と癒し、その“ちょうどいい中間”を見つけたい人におすすめの一軒でした。

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AC ホテル バルセロナ フォーラム
ADDRESS

パセオ・タウラット 278番地、08019 バルセロナ、スペイン

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「知られざる美食の旅へ—心と五感で味わう特別なひとときを」

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