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福岡市内から熊本・長洲港へ
福岡市内から車で約1時間半ほどで、熊本県の長洲港に到着します。この港は、有明海を渡るフェリーが発着する場所です。
長洲港からは、穏やかな海を眺めながら次のステップに進みます。
長洲港ターミナルでは、出発前にちょっとした買い物やグルメを楽しめます。
有明フェリーのHP
インターネット予約にも対応しています。
福岡市内から長洲港まで約1時間半、熊本港までは2時間10分
関東から新幹線などを使って訪れるなら熊本港利用が便利ですが、福岡市内から車だと長洲港が個人的にはおすすめです。
ちなみにこちらは多比良港まで約40分ですが、熊本港から熊本フェリーを利用すれば約30分で島原港に着きます。
有明フェリーで島原半島(多比良港)へ
案内に従って車のまま乗船したら降車して船内に移動します。
かもめウォッチング
長洲港から有明フェリーに乗船し、島原半島の多比良港へ向かいます。
フェリーの所要時間は約45分。冬から春にかけての期間限定で、
フェリーの周囲を飛び交うカモメたちを間近で観察できる“かもめウォッチング”が人気の風物詩となっています。
到着地に近づいきたらアナウンスがあるので車に戻って待機です。
ここでもかめも達が船頭さんのように我々を目的地へと導いてくれています。
車で約20分のドライブ
島原半島の多比良港に到着したら、目的地のレストランまで車で約20分のドライブ。
多比良港を出てすぐ、左手には広大な有明海が広がります。
約10分ほど進むと、島原半島の北部に位置する国見町を通ります。
この町は、サッカーの名門校「国見高校」があることで全国的にも知られ、街のあちこちにはサッカー関連のモニュメントや施設が見られます。
のどかな田園風景の中に広がる学校や、地元の商店街を眺めながら、歴史とスポーツ文化が根付く町並みを楽しめます。
国見町を抜けると、左手には広大な田園風景が広がります。
四季折々の風景が楽しめる田畑と、その先にそびえる雲仙普賢岳がみえてきます。
絶景の大三東駅
左手に見えてくるのが大三東(おおみさき)駅。
この駅は、日本一海に近い駅の一つとして知られ、ホームから目の前に広がる有明海の眺めは圧巻です。
時間に余裕があれば是非とも立ち寄ってほしいスポットのひとつです。
2022年6月7日から放映されたマクドナルドの「マックシェイク®カルピス®」のCMでは、この大三東駅がロケ地として使用されました。
また、同年7月5日から放映された「マックフルーリー®濃厚マンゴー&カルピス®」のCMでも、再び大三東駅が登場しています。
CM放映を契機に、島原鉄道とのコラボレーションで「マクドナルド号」の運行がスタートし、駅にはマクドナルドのポスターが掲示されるなど、地域活性化の取り組みも行われています。
特に人気なのが、黄色いハンカチがたなびく「願い事の駅」としてのスポット。
ホームには訪れた人々が書き込んだメッセージ入りの黄色いハンカチが並び、波音をBGMに幻想的な風景を楽しめます。
pescecoに到着
大三東駅を出発してしばらく進むと、島原市の入口となる北門の交差点に差し掛かります。
ここを左折すると、島原鉄道の線路沿いに出て、再び海岸沿いのルートに入ります。
海岸沿いに佇むレストラン「pesceco」へ到着
pescecoの詳細はこちら
お魚いのうえ
Pescecoの隣にあるのは、井上シェフのお父様が営む鮮魚店。
店内には新鮮な魚介が並び、そのクオリティはシェフの料理にも活かされています。
お店で購入した鱧や烏賊は、そのまま口にしても格別の美味しさ。
鮮魚店の味も、Pescecoの料理も、どちらも忘れられない体験です。
恩返しの鮮魚店
もともと親子で飲食店を始めたという二人。
どこにも修行に出ず、独学で料理を学んできた息子のために、お父様は数万円もする高級な料理本を惜しみなく購入し、支え続けました。
その愛情があったからこそ、今のPescecoがあるのです。
そして今、井上シェフはお父様のための場所を用意し、隣で鮮魚店を営むお父様を見守っています。
「息子のことが誇りなんだ」と嬉しそうに語るお父様の姿は、まさに親子の絆そのもの。
父の想いと息子の情熱が詰まった物語が、この場所にはあるのです。
Pescecoを目的地とした島原の旅
長崎・島原半島の豊かな自然と美食を満喫するなら、Pescecoを旅の目的地にするのが最適です。
この地ならではの食材を活かした繊細で独創的な料理を提供するPescecoは、まさに特別な一軒。
シェフの井上さんが紡ぐ一皿には、島原の恵みと彼の料理哲学が詰まっています。
Pescecoでの食事を中心に、島原の豊かな風景や温泉、歴史ある街並みを巡る旅は、心に残る体験になるはず。
島原の自然と食文化に触れる旅の目的地として、Pescecoを訪れてみてはいかがでしょうか。
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